KonohaScript インストール手順（１）ソースからのビルド

こんばんは。
今回は、KonohaScriptをソースからビルドし、実行するまでの手順を紹介します。

KonohaScriptについてご存知でないという方は、以下を御覧ください。

用意するもの

subversion
cmake (version 2.8以降)
sqlite3 (libsqlite3-dev (Debian), sqlite-devel (RedHat))
libffi (libffi-dev (Debian), libffi-devel (RedHat))
libcurl ('11/09/17 追記)
...（他に依存ライブラリがあれば教えて下さい）

インストール手順

まずは、作業用ディレクトリを作成し、googlecodeのリポジトリから最新版のKonohaScriptのソースコードをチェックアウトします。

$ mkdir konoha_build
$ cd konoha_build
$ svn co http://konoha.googlecode.com/svn/trunk .

次に、ビルド用のディレクトリを作成し、cmakeを実行します。

$ mkdir build
$ cd build
$ cmake ../konoha

ffi.hが見つからないと、cmakeがエラーとなることがあります。

CMake Error at CMakeLists.txt:240 (message):
  ffi.h is not found.  You may run cmake with
  -DFFI_INCLUDE_DIR=/path/to/ffi/include


-- Configuring incomplete, errors occurred!

その際は、ffi.hを含むディレクトリをFFI_INCLUDE_DIRに指定してcmakeを実行してください。

$ cmake ../konoha -DFFI_INCLUDE_DIR=/usr/include/i486-linux-gnu

cmakeが完了すると、Makefileが生成されます。make installを実行すればインストールは完了です。

$ make
$ sudo make install

"konoha"とタイプすると、KonohaScriptのインタラクティブシェルが起動します。

$ konoha
konoha 1.0(beta) svn (rev:556, Aug 24 2011 02:04:22)
options: iconv msgc thcode sqlite3 syslog used_memory:6417 kb
SECURITY ALERT: ** FOR EVALUATION/DEVELOPMENT USE ONLY **

>>> print "hello, world"
((eval):1) hello, world